俺は若ハゲじゃない!?

俺は若ハゲじゃない!?

二十歳の時に行った友人と旅行の時の事です。自分では格好をつけてワックスでスタイリングしているつもりだったのに、友人からは、

 

お前、薄いなあ。

 

おそらくワックスで毛が束になったために地肌が透けて見えたからでしょう。自分でも、髪をかき上げた時、「なんとなく薄くなったかなあ」という気はしていましたが、人に改めて言われると、自分は薄毛なのだと強く自覚し、それ以来、薄毛が気になって仕方がなくなりました。

 

その後、友人から薄毛をからかわれることに。

 

元々いじられキャラだったため、みんな遠慮なく「若禿げじゃん」と言葉を投げかけてこられても、顔には出さずに笑顔で対応していたが、内心は本当に傷つきました。

 

ファッションに興味があり、洋服を買いに行くのも好きだったんですが、薄毛を気にし出してからは、何を着ても禿げていたら一緒だと思い、洋服への興味も失ってしまいました。

 

もてたいし、みんなと遊びたい、という欲求はもちろんありましたが、薄毛のコンプレックスから、何に関しても気後れする自分がいました。

 

合コンに行っても、みんなに薄毛をいじられ、つらい思いをすることの方が多く、当然彼女ができる事はありませんでした。

 

女性はそれほど薄毛を気にしていないという人もいますが、そんなことはないと思います。誰だって若い時は特にカッコいい人と付き合いたいだろうし、自分の彼氏が薄毛なのは嫌でしょうから。

 

当時はAGAという言葉はなかったですし、もちろんAGA治療なんてものは、既にあったのかもしれませんが、私の耳には届いていなかったので病院で治療を受けるなんて発想もなく、とにかく、こんな薄毛に産んだ親や、薄毛家系を恨めしく思っていました。